必読!りそな銀行プレミアムカードローンの特徴と上手な利用法
消費者が比較的気軽にお金を借りられるところといえば消費者金融をイメージされる方も多いでしょうが、最近では金融機関なども身近な存在になってきたと思いませんか。
特に銀行では大手都市銀行から地方銀行までのほとんどのところがカードローンをラインナップしテレビCMやWEBサイトでの広告などを活発に行い消費者の借入ニーズを取り込もうとしています。
そのなかで「りそな銀行」も積極的にカードローン事業に取り組んでいる銀行の一つで、「プレミアムカードローン」という魅力的なローン商品を投入して消費者からの人気を集めているようです。
今回はこのりそな銀行プレミアムカードローンがどのような魅力的なローン商品なのか、そしてどのように利用すればメリットが得られるのかといった商品の特徴と利用方法などを紹介することにしましょう。
表1:プレミアムカードローンの基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
融資金利 | 変動金利3.5%~12.475% |
借入限度額 | 最高800万円(限度額が10コース) |
年齢 | 20歳以上満60 歳未満 |
収入制限 | 前年度の年収が400 万円以上(50万円型は除く) |
審査時間 | 最短即日回答 |
融資までの期間 | 約1週間 |
収入証明書 | 必要(50万円型を除き) |
返済 | 普通預金口座からの自動引落しとATMでの随時返済 |
口座の開設 | 必要(契約時までに開設) |
自動融資機能 | 有り |
プレミアムの魅力的な借入条件
りそな銀行プレミアムカードローンの最大の特徴は利用者にとって有利な借入条件といえるでしょう。具体的には業界トップクラスの金利の低さと借入限度額の大きさです。
ここではその金利や限度額がいくらで他のローンと比べてどう違い、どれほど消費者にとって利用価値が高いのかを確認していきましょう。
金利の低さは業界トップクラス
プレミアムカードローンの金利は変動金利ですが、年率3.5%~12.475%と設定されおり下限金利及び上限金利ともに業界でも最も低い金利レベルといっても過言ではないでしょう。
実際の適用金利は借入限度額に応じて決められますが、その限度額のコースは10種類も用意されており消費者の借入ニーズに細かく対応できるようになっているのも特徴といえそうですね。
したがって、金利は各限度額のコースによって異なりますがその限度額の範囲内なら金利は同じなので少額のお金を細目に借りても金利の違いを気にする必要がないわけです。
そのコースは、50万円型12.475%、100万円型と150万円型11.5%、200万円型9.0%、300万円型7.0%、400万円型5.5%、500万円型4.9%、600万円型4.5%、700万円型4.0%、800万円型3.5%となっています。
プレミアムと他のローンの金利と比較すると下表のようになります。
表2:金利の比較
事業者 | ~100万円 | 200万円~300万円 | 400万円~500万円 | 500万円~800万円 |
---|---|---|---|---|
りそな(プレミアム) | 11.5%~12.475% | 7.0%~9.0% | 4.9%~5.5% | 3.5%~4.9% |
オリックス銀行 | 12.0%~17.8% | 6.0%~12.8% | 4.5%~8.8% | 3.0%~5.8% |
三井住友銀行 | 12.0%~14.5% | 8.0%~10.0% | 6.0%~7.0% | 4.0%~7.0% |
アコム | 4.7%~18.0% | 4.7%~15.0% | 4.7%~15.0% | ― |
オリエントコーポレーション | 7.8%~15.0% | 9.6%~12.0% | 4.5%~9.6% | ― |
*プレミアムは変動金利が採用されています。
*他の事業者の金利は限度額に応じて近似値で記載しています。
以上の表のとおり、プレミアムの金利は変動金利ではあるものの業界でも最も低いレベルであることがおわかりになるでしょう。大手消費者金融や信販会社と比べると特に上限金利面での差が大きいといえそうですね。
そのため100万円未満での利用が主体のローン利用者にとっては金利の差が大きくなるためプレミアムの利用価値は非常に高いといえるのではないでしょうか。
また、他の銀行と比較した場合、大手都市銀行間においてもプレミアムンは低い水準にあり、新興勢力であるネットバンクと比べても同等以上の低さにあると考えられます。金利面だけでみればプレミアムは非常に魅力的であることは間違いはないでしょうね。
借入限度額も業界最大レベル!
プレミアムの借入限度額は最大800万円と業界でも最大レベルの大きさを誇っています。上限金利が低いので少額のお金を気軽に借りられる一方、500万円以上の大金にも対応できる魅力的なローン商品といえるでしょう。
限度額のコースは金利のところでみたとおり10コース用意されており、1千円から各コースの限度額までの借入れができるわけです。
他社との限度額を比較すると、一部のネットバンクや大手都市銀行などでは最大1000万円までの融資を可能とするところがありますが、多くの銀行や大手消費者金融では500万円までが一般的といえるでしょう。
その他の地方の金融機関や中小の消費者金融などでは300万円までの限度額としているところも少なくありません。以上のことからプレミアムは業界でも最も金額の大きい限度額のクラスにあり利便性の高いローン商品であることがわかりますね。
表3:借入限度額比較
ローン事業者 | 借入限度額 | 収入証明書 |
---|---|---|
りそな(プレミアム) | 800万円まで | 必要(50万円型は不要) |
みずほ銀行 | 1000万円まで | 200万円以内は不要 |
三井住友銀行 | 800万円まで | 300万円以内は不要 |
アコム | 500万円まで | 総量規制の適用にあわせて必要 |
オリエントコーポレーション | 500万円まで | 総量規制の適用にあわせて必要 |
プレミアムのその他の特徴
プレミアムのカードローンとしての魅力は借入条件のほかに審査時間、自動融資機能、利用できる多様なATMなどがあります。ここではこうした優れたサービスなどの特徴をみていくことにしましょう。
最短即日回答のスピード審査
プレミアムへの申し込みはインターネット経由、郵送とFAXで行うことができますが、借入れをお急ぎの方はインターネット経由が早くてオススメですね。
インターネット経由での申込手続は仮審査を兼ねることになりますが、内容が非常に簡素にまとめられているためパソコンを普通に利用できる方なら入力操作にあまり時間をとられることもないでしょう。
ただし、プレミアムを利用するにはりそな銀行での口座が必要なので、保有していない方は契約日までに開設する必要があるので忘れないようにしたいですね。
入力操作が完了すれば最短で即日の審査回答が電話かメールで得られる可能性もあります。結果の連絡時間は平日10:00~17:00の間で行われますが、土・日・祝祭日については連絡されません。
申し込んだ時間帯や審査の状況により回答が翌営業日以降にずれ込んでしまうこともあるので早めの時間帯に申し込みたいですね。また、休み前の申し込みにも注意しておきましょう。
審査時間が最短で即日回答というのは一般的な金融機関では早いほうといえるでしょうが、他の大手都市銀行や大手消費者金融などでは最短30分という審査回答を実現しているところもあるので、借入れを急いでいる方はそれらの検討が必要かもしれませんね。
審査結果の連絡は電話かメールで行われますが、申込者と連絡がとれない場合は郵送で回答されることないなっています。しかし、そのように連絡がとれないと審査結果が見直され不合格なる可能性も出てくるので必ず連絡を受けるようにしましょう。
審査結果の内容が合格であればあとは契約へと進みますが、その前に在籍確認が実施され必要書類をりそな銀行に提出しなければなりません。
提出するものとしては、自宅へ郵送されてきた申込書、運転免許証(コピー)などの本人確認ができる資料、収入を証明できる資料(住民税決定通知書などの原本)を同行へ郵送する必要があります。
プレミアムカードローンの50万円型の場合は収入証明書を提出しなくてもよいことになっていますが、それ以外は提出しなければならないので事前に準備しておきましょう。
なお、申込時に申告した年収金額と年収証明書の金額が違う場合には再審査になることもあるので、申告時の記入(入力)は証明書類の金額に基づいて行うようにしてくださいね。
自動融資サービス
金融機関ならではのサービスとしてカードローンから普通預金口座への自動融資をプレミアムは行っています。自動融資サービスとは公共料金などの決済に利用している銀行口座の残高が不足した場合にプレミアムから自動的にお金を貸すサービスのことです。
例えば、水道高熱費、クレジットカードや携帯電話の支払いなどは銀行口座からの自動引落しで処理されるのが一般的ですが、その口座へうっかり入金しておくのを忘れてしまうと支払いが滞ってしまいます。
そうした場合にプレミアムからその不足分を自動的に融資すれば支払いは止められず無事処理されるというわけです。
特にクレジットカードや携帯電話の支払いを止めてしまうと信用取引面での信用低下につながることもあるので、こうした自動融資サービスを利用する意義は大きいといえるのではないでしょうか。
多様なATMが利用可能
プレミアムが利用できるATMは、リそな銀行グループ、コンビニや提携金融機関など全国各地にあります。
リそな銀行グループではりそな銀行をはじめ、埼玉りそな銀行や近畿大阪銀行のATMが利用できます。りそなのキャッシュカードがそのまま利用でき硬貨を扱えるATMもあるので返済に大変便利です。
(⇒埼玉りそな銀行カードローンの種類は?)
コンビニATMではセブンイレブン(セブン銀行)、ローン、ファミリーマートなどで利用できるので大半のコンビニで借入れや返済が可能です。
提携金融機関では、ゆうちょ銀行、バンクタイム、BANCS提携銀行、MICS提携銀行などがあり、それらのATMの中には24時間365日利用できるものもあるのでとても便利な上安心ですね。
ただし、プレミアムでの借入れ・返済に関するATMの利用手数料はりそな銀行グループでは無料ですが、提携先では有料となるケースが多いので注意が必要です。
また、そのATMの機種や利用時間帯で違いもあるため有料・無料、金額の大小などを事前に確認しておいたほうがよいでしょうね。
プレミアムの上手な利用法
今までりそな銀行プレミアムカードローンの主な特徴をみてきましたが、ここではそれらの点を活かした上手な利用方法を紹介することにしましょう。どのような特徴をどのように使えば得するのか、といったメリットなどを確認していきます。
優遇金利を使わないと損!
プレミアムの融資金利の低さの魅力は既に説明した通りですが、さらに優遇金利を受けられるサービスもあるのです。
この優遇金利を受ける条件として、りそな銀行の所定の住宅ローンを使っていてWEBコミュニケーションサービスのマイゲートを契約していることとなっています。消費者金融にない金融機関ならではのサービスなので対象となる方は是非利用したいものですね。
また、プレミアムの金利は限度額のコースごとに決められていますが、実際の借入れる金額の大小にかかわらず同じ金利が適用されることになります。例えば、100万円型で契約している場合、10万円の借入れでも90万円でも金利は11.5%というわけです。
さらに住宅ローンでの優遇金利を受けていれば、どちらも11.0%で利用できますね。消費者金融などでは50万円までの借入れを行う約18%の金利がかかることが多いのでプレミアムがどれだけお得かが納得できるのではないでしょうか。
最大限可能な限度額を狙え!
先ほど示した通り金利は限度額のコースで決められ、その範囲で一定です。例えば、800万円コースで契約すれば、10万円借りても800万円借りても3.5%という金利は同じというわけです。
つまり、実際に大金の借入れをするつもりがなくても契約さえできればその設定された低金利が適用されることになりますね。したがって申請者としては最大限可能な借入限度額を狙うのがベストといえるでしょう。
もちろん審査に通らないと契約することができないので、あまり高望みをして審査に落ちると意味がありませんが、可能な限り高めの限度額を狙わないのも損といえるかもしれません。
そのため自分の状況(信用力や返済能力)ならどの程度の借入れができるかをりそな銀行に相談してみてはどうでしょうか。
もちろん直接的にいくらの限度額なら審査に通過できそうなどという回答は得られないでしょうが、限度額のコースの選び方などの助言を得られるかもしれませんよ。
また、プレミアムの保証会社がオリックスクレジット株式会社なので同社カードローンの借入診断でいくらまでなら借りられるかを確認しておくのもよいでしょう。信用面を除いた評価ですが多少の参考にはなるのではないでしょうか。
注意しておきたい点としては、契約後の利用実績が低いと限度額が変更される可能性もあるということです。いくら高い限度額を設定できてもあまり借入高が増えないと減額される恐れもあるので、その点も踏まえて限度額を検討したいですね。
キャッシュカードで利用がOK!
プレミアムの借入れ・返済をATMで行う場合、りそな銀行のキャッシュカードがそのまま利用できます。つまり、プレミアム専用のカードローンはなく発行される(された)キャッシュカードを使って借入れや返済を行うわけです。
そのためプレミアムを利用するにあたってはりそな銀行で口座を開設しなければなりませんが、ローン用のカードを作ったり保有したりする必要がないのです。
キャッシュカードそのものなので利用者が銀行ATMでもコンビニATMでも借入れや返済をしていても、周りの人からその利用がカードローンの利用であることを気づかれることは全くないといってもよいでしょう。
カードローンを利用しているところを第三者に知られたくない方にとっては最適なプライバシー保護を提供してくれるローンとなってくれるのではないでしょうか。
注意すべきプレミアムの特徴
魅力的なプレミアムカードローンを上手く利用していくためにも同ローンの短所ともいうべき特徴を把握しておく必要があります。ここではその短所や欠点などの注意すべき点を取り上げ確認していきましょう。
変動金利
プレミアムの金利は変動金利が採用されていることは既に説明していますが、この金利は名前のとおり適用される金利が変動するものです。
プレミアムでは4月1日、10 月1日のローンの基準金利を7月と1月に見直すとともに金融環境が大きく動けば見直すことになっています。日本銀行の政策金利の変更や国債の金利の変動などによりローンの金利が変更されることもあるかもしれませんね。
そのため金融情勢次第ですが金利が下がれば利用者にとっては有利になり、逆に大幅に上げられれば大きな不利益を被ることになるでしょう。つまり、変動金利は潜在的なリスクを抱えているといえるかもしれませんね。
こうしたリスクを軽減するためには経済状況、とりわけ金利の動向には注視しておく必要があります。そして、金利が急激に上昇する兆しが現われたら可能な限り早めに返済できる体制を整えておくべです。
具体的にどのような金融環境になればいつ基準金利が見直されるかをりそな銀行に確認するとともに、その見直しまでにどのように返済するのかを予め準備しておきたいものですね。
融資までの時間
プレミアムの審査時間は最短で当日中に回答できるので金融機関では比較的早いと思われますが、融資が可能になるまでに1週間ほどかかるといわれています。
りそな銀行ではWEB上で契約を結ぶシステムをとっていないため、審査結果の回答の後に申込書兼契約書が申請者に送付されます。申請者はそれに必要事項を記入・押印して返送するため、結果的に借入れができるまでに1週間ほどかかるわけです。
もちろん審査そのもので時間が長くかかることもあるので、ケースによっては借入れまでに1週間以上かかることもあるでしょう。そのため緊急の借入れを希望する方には適していないローンといえるかもしれませんね。
魅力的な低金利を利用したい方は借入れまでの期間を少なくとも1週間として申込日を考える必要があるでしょう。
年収制限
プレミアムは50万円型を除き年収400万円以上の収入による制限が設定されています。つまり、100万円型以上の計9つのコースでは年収400万円以上ないと利用できないということになるわけです。
そして、9つのコースで申し込む場合には収入証明書の提出が求められています。超低金利の魅力的なローンですが、この要件をクリヤできないと利用できないので、年収が足りない方は残念ながら諦めるしかありませんね。
50万円型は年収制限もなく収入証明書の提出の必要もないので、借入限度額と金利に不満がなければ申し込みは可能です。50万円型を利用しながら年収がアップするのを待つというのは悪い選択ではないかもしれません。
年収がクリヤするまでに適切な利用実績をつけていけば、コースの変更時には審査で有利になる可能性も十分に期待できるでしょう。
年齢
プレミアムの対象年齢は20歳以上満60 歳未満となっていて、他社のローンと比べて上限年齢がかなり低めに設定されています。上限年齢を60歳未満に設定しているローンはそれほど多くなく、高齢者にやや厳しいローンとみえるかもしれませんね。
また、1年ごとに審査が行われ契約が更新されていきますが、64歳以上では更新されないので60歳を目の前にして契約するとあまり長期で利用できなくなるうえ、返済が厳しくなる可能性もあるので注意が必要ですね。
超低金利のローンを活用するためにはやはり早めの申し込みが欠かせませんね。
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りそな銀行カードローンは返金しても元金が減らない?