親権者同意なしでも借りれるの?学生にお薦めのカードローン!
学生がお金を借りるなんてこと出来るの?と思う方がいるかもしれませんが、古くから学生向けの融資をする業者はあったのです。質屋もそうですし、今も学生街で営業を続けている学生用のローン業者も、そのうちのひとつです。
今も昔も、お金を借りる学生がいるのは同じなんですね。学生だからこそお金に困ることだってありますから、それをを恥ずかしく思う必要はありません。学生を巡る経済事情は年々悪くなっていると報道もされている通り、むしろ現代の方がお金に困っている学生の数は増加しているとも考えられます。
下宿生の仕送りは6年連続で減少、アルバイト収入も4年連続で減少している。
その上最近は金銭上のトラブルを恐れて、友達同士の貸し借りも以前よりは少なくなっている傾向もあります。このような現状からも、資金不足を業者に頼ろうとする学生が多くなっているのは当然のことかもしれませんね。
しかしこのような背景もあって、経験値の低い学生を騙しにかかる業者も多いということを忘れてはいけません。貸付だけでなく、アルバイトなどといった名目で詐欺やマルチ商法などに引っかかる学生の話は、昔から実によく耳にすることです。
このようなおかしな所に足を突っ込むよりは、信頼できる業者を選んでお金を借りる方が、ずっと安全だと言えるでしょう。特に学生の場合、申込みの際には親に連絡をされるかどうかも大きな問題ですよね。それも含め、学生にも安心してお薦めできるお金の借り方をご紹介したいと思います。
消費者金融
手軽な借入先として人気なのは、やはり消費者金融でしょう。学生が一般の業者で借りれるということを知らない方も多いのですが、消費者金融も学生の申込みにはちゃんと対応しているんですよ。
以下に大手企業の貸付条件の中から、学生に関する部分だけを抜き出してみましたのでご覧下さい。いずれも20歳以上というのが共通した条件です。
(⇒カードローン利用に年齢制限はある?)
企業名 | 学生に関する条件 |
---|---|
プロミス(※プロミスはSMBCコンシューマーファイナンスのブランドです。) | 学生でもアルバイトによる安定した収入 |
アコム | 安定した収入と返済能力 |
アイフル | 定期的な収入と返済能力。学生可 |
モビット | 安定した収入のある方。アルバイト可 |
このように見てみますと、「学生」という文言を入れているのはプロミスとアイフルだけになっています。しかしそれ以外の企業でも、アルバイトをしていれば学生であっても対応可だと解釈することができますね。
ただしどの企業にも20歳以上という年齢制限がありますので、学生といっても、高卒後すぐの18歳や19歳という未成年の方には対応していません。消費者金融で借りようとするならば、必ず満年齢で20歳を越えていることが条件となります。成人ですから、親への同意などの手続きも不要です。
20歳以上は社会人と同じ
しかし成人である以上は、審査も特別枠という訳にはいかないのが現実です。プロミスの申込書には、雇用形態として「学生アルバイト」という選択項目がありますが、それ以外の企業の申込書には、特に学生であることが直接分かるような項目はありません。
つまり学生であっても他の社会人と混じって審査を受けることになる訳ですから、審査に通ることは決して簡単なことではないと考えられます。(こちらもご参考に→職業別に考える!利用できるカードローン)
収入もあまりに少な過ぎれば仮審査を通過することはできませんので、複数のアルバイトをしていれば、年収は合算で申告するといいでしょう。ただしたとえ沢山借りれたとしても、返済できなければ元も子もありませんので、実際以上の金額を申告するのは御法度ですよ。
返済についても同様です。学生だからといって返済を大目に見てもらえる訳ではありませんので、自分で生計を立てている社会人と同様に返済の責任を負うことになります。気分的に親がかりな所が残っている学生さんもいるかもしれませんが、カードローンには保証人もおらず、返済義務は契約した本人にしかありません。
もしも返せなくて最終的には親に泣きつかなくてはならなくなるとしたら、最初から親に借りておいた方がずっといいかもしれませんよ。その方が親にかける心配も負担も、むしろ少なくて済むはずです。審査を申込む前には、もう一度親に借りるということも再検討してみてください。
学生ローン
同じ消費者金融なのですが、学生専用の業者も存在します。こちらは顧客は全て学生ですから、申込みするにしても気が楽ですし、審査も通りやすくなっています。
また学生専門だけに、学生にまつわる様々な事情にも配慮してもらえますから、手が出しやすいという人も多いでしょう。もちろん20歳以上であれば、親への同意も必要ありません。
また条件次第では高額な借入も可能になっています。50万円が学生ローンの最高限度額の一般的なところですが、一般向けの業者ではなかなか学生にはここまでは貸してはくれません。
また全てではありませんが、未成年への対応も期待できるのが、このような学生ローンなのです。ただし学生ローンであっても、当然法律の規定の下にあります。貸金業の登録業者であることは勿論必要なのですが、未成年者についての貸付についても法律上の制限があるということは忘れてはいけません。
未成年が単独で融資を受けると、親権者によってその契約を取り消すことができるという民法上の規定がある。契約を取り消せば、事実上借りたお金を返す義務もない。そのため、未成年が融資を受けるには、必ず親権者の同意が必要となる。
大手の消費者金融が、必ず成人であることを申込み条件としているのは、実はこのような法律上の問題をクリアする必要があるからなんですね。未成年の場合はどこで借りる場合にも、必ず親権者の同意が必要となるということは覚えておきましょう。
このように法律上の責任や返済能力などの問題もあって、学生は決してお金を貸しやすい対象ではありません。そのため、学生専用ローンでは、通常のカードローンよりも条件が増える可能性はあるということは念頭に置いておきたいところです。
保証人を求められたら?
そのため、貸付条件の一覧は必ず隅々まで確認しておきましょう。もしも保証人の欄に「〈原則〉不要」となっていれば、場合によっては保証人が必要なケースもあるということを意味しています。
通常保証人とは〈連帯〉保証人のことで、債務者と全く同等の返済義務があるとみなされる。債務者が返済不能になった時だけでなく、いつでも返済を求めることができるのが、連帯保証人である。
申込み後に保証人を立てることを求められた時に、慌てて返事をして後で困ることのないよう、そのような可能性もあらかじめ念頭に置いておくことが大切です。未成年の場合には親権者の同意が必要となりますが、それと同時に親に連帯保証人になることを求められる場合もあります。
また成人の学生の場合にも、状況によっては連帯保証人を立てないと貸せないと言われる可能性もありますが、親に連絡されたくない方の場合はこれではちょっと困りますよね。
かといって保証人は頼む方も頼まれる方にも責任の重たい話ですから、親以外の誰か他の人に保証人になってもらうというのも、学生にとってはなかなか難しい話です。保証人が必要と言われたら、その時点で借入は諦めるなど、事前にその対応を考えておきましょう。
しかしそれ以外では、学生専用業者では親に知られたくないという事情に配慮してもらえますので、成人していれば親への電話はありません。その代わりに、本人への聞き取りで親の職業などを詳しく聴取される可能性はありますので、その心づもりはしておきましょう。
学生ローンの必要書類
ところで学生専用ローンでは、必要書類も一般のものとは少し異なります。以下に示すのは様々な業者の例ですので、この全てが必要だという意味ではありません。
しかしこの中から複数が必要な場合もありますので、あるものは全て準備しておく方が安心です。学生証だけでも借りれる場合がありますが、運転免許証などがあれば、審査にはより有利となります。
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※学生専用ローンで求められる必要書類の例
- 学生証
- 運転免許証
- 健康保険証
- 公共料金の領収書
- キャッシュカード(振込の場合)
返済には気をつけよう
学生専用ローン業者は大手企業という訳ではありませんので、その点不安を感じる方も多いかもしれません。その場合は営業年数や、利用者の口コミなどで判断するのが間違いないでしょう。登録業者で実績もあれば、利用する上でも問題はありません。
しかし学生専用ローンは比較的借りれる金額も多いため、返済に困るケースもないとは言いきれませんよね。登録業者であれば、過度な取り立て行為の心配はないのですが、督促電話だけでも精神的には結構辛いものです。
特に学生では相談する相手もおらず、1人で悩んでいると債務は膨らむ一方になってしまいますよ。返済で困ったときには、消費生活センターや役所の相談窓口で早い目に相談することが大切です。学生ローンでも通常のローンでも同様に、やはり延滞には注意したいものですね。
学生ローンと聞くと学生の間しか使えないと考えがちですが、実は卒業までに完済する必要はありません。殆どの業者では、就職後も返済だけでなく利用も可能になっています。でもそうかと言って、学生時代の借金は就職後に返せばいいという訳ではありません。
返済が苦しいからといって、例えば利息のみ返済で完済を引き延ばしたりするのは考えものですよ。
元本は全く減らないので、いつまで経っても完済しない!
こんなことをしていると、元本は少額でも最終的にはかなりの金額に膨らんでしまいます。利息のみ返済を薦められても、なるだけ早く完済することが大切ですね。
銀行カードローン
銀行カードローンも、学生の貸付に対応しているものがあります。ただし学生専用の商品がある訳ではありませんから、通常のカードローンの中で、学生対応のものを選ばなくてはなりません。これについては消費者金融と同様です。
また20歳を越えていることが申込みの条件だということも、消費者金融と同じです。例えば以下の銀行カードローンの条件の例を見てみましょう。学生への対応は一目瞭然ですね。
銀行カードローン | 学生についての但書き |
---|---|
りそなクイックカードローン | 学生の方はご利用いただけません |
三菱東京UFJ銀行バンクイック | 学生の方も申込めます |
その他の銀行でも、特に学生についての規定がない場合には、アルバイトなどで収入があることを条件にしているならば、学生にも申込み資格はあると考えられます。例えば以下のような説明文です。
このような一文は、銀行カードローンの極一般的な申込み条件に見られるものです。これを読む限りは、成人したアルバイト学生であれば基準を満たしていることになりますね。ただし審査基準はこちらには分かりませんから、もしも学生だということで審査に落ちたとしても決して文句は言えません。
バンクイックの条件とは
学生でも申込めるというバンクイックにも、実はクリアしなくてはならない幾つかの条件があるのです。まず1つ目は親権者の同意です。
これまでご紹介した借入方法では、成人していれば親への連絡はないというものばかりでしたが、バンクイックでは学生であれば20歳を越えていても親権者の同意が必要になります。実家の連絡先の電話番号を申告するようになっていますので、学生がバンクイックを申込めば必ず親へ電話連絡をされることになります。
但しアルバイトをしていても、勤務先への在籍確認はありません。その代わりに実家への電話が必須となるんですね。学生がお金を借りる場合には、本人の収入ではなく、実家の親御さんの信用によってお金を借りることになるという訳です。これは消費者金融や学生ローンで借りる場合にも、実質的には同じだと言えるでしょう。
どこで借りるにしても学生の身である限りは、親の職業や年収が審査における重要ポイントになります。親の信用でお金を借りることになるということは、申込みの際には必ず念頭に置いておかないといけませんね。
銀行によっては、学生でも親の同意が不要なところもあるようですが、これは状況によって変わる可能性もあり、その都度個別に当たらないと何とも言えません。心配な場合には、事前に必ず問い合わせをしてみることをお薦めします。
バンクイックにあるもう1つの条件は、貸付上限が10万円までしかないということです。アルバイトを頑張っている方ならばもっと借りれてもいいのかもしれませんが、自分で何とかなる範囲内というと、学生ならばこの程度が返済にも安心な借入額だと言えるでしょう。
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バンクイックの学生向けの条件
- 親権者への同意(電話連絡)
- 貸付上限は10万円まで
学生用クレジットカードも!
その他の借入方法としては、クレジットカードも考えられます。学生用のカードならば18歳から申込めますし、20歳以上ならば勿論親権者の同意も不要です。ショッピング機能や保険もついていますから、若い人ならば借入だけでなく様々なシーンに重宝するでしょう。
学生用のクレジットカードの一例としては、以下のようなものがあります。学生にはキャッシュバックや年会費などの特典もあり、選ぶのも楽しみですね。
- 学生専用ライフカード
- 三井住友VISAクラシックカード(学生)
- MUFGカード・イニシャルカード (学生用)
- ANAカード(学生用)
クレジットカードは余り借金というイメージを持たずに借りれてしまうということもあって、若い人が気軽に利用していて返済できなくなってしまうケースが増えています。その穴埋めに他から借りるといった悪循環に陥る可能性もありますので、使い過ぎにはくれぐれも注意しなくてはいけません。
クレジットカードは何となくおしゃれな雰囲気がありますが、キャッシングは消費者金融と全く同じものです。ショッピングだって月々の返済額が低いリボ払いに指定していると、うっかり残高不足が続けば、あっという間にブラックになってしまうでしょう。
ブラックになれば今後5年間、つまり卒業後に至るまで信用情報には登録されたままになってしまいます。就職に直接影響する心配はないと言われていますが、不安を抱えての就活になる可能性は大です。当然ながら、ローンを組んだり新たなカードを作る際には大きな障害になることが考えられます。
クレジットカードは便利な機能やポイントなど楽しみも多い反面、返済管理に失敗してしまうと、このように後々まで辛い思いをする可能性もあります。
学生の借入はここに気をつけて
学生がお金を借りる場合には、安全第一で選ぶ必要がありますから、どうしても選択肢は少なくなってしまうのは仕方ありません。申込みしやすさや審査の通りやすさも大切ですが、最も大切なのはやはり安全性です。つい条件が甘そうな業者と接触してしまい、借りれるどころか被害に遭ってしまうこともよくある話なのです。
また安全に借りれたとしても、返済ができなくなるというのもまた心配です。学生の間は金銭の管理がついルーズになってしまいがちですが、業者からお金を借りると、その形跡は全て信用情報として残っていきます。
卒業、就職、結婚といった大きな変化が待ち受けている学生の間に信用情報に傷がついてしまうのだけは、何としても避けたいところですよね。
特に就職は身近に迫っていることですが、万が一延滞などよくない情報が残っていたとしても、一般企業がそこまで調査は出来ないので心配はないと言われています。但し金融機関や官公庁の場合は、身辺調査をされる可能性もないとは言いきれません。
卒業後も、こんな時に困る可能性が!
就職(一部の就職先)、クレジットカードやカードローン契約、
家電や引越の分割払い、携帯端末の分割払い、
自動車ローン、ブライダルローン、住宅ローン…etc.
学生の間に起こったことなのに、卒業したからといって決して終わりにはならないというのが怖いところですよね。借りる場合にも、何とかなる範囲内の金額に納めておきたいものですし、就職をあてにしてズルズルと完済を先送りにしないよう心がけることも重要です。
【参考ページはこちら】
学生の強い味方!学生ローンの利用条件とは