なぜ審査通らない?その意外な5つの原因をピックアップ!
うそっ!また落ちてしまった・・・!
来週までにお金が必要なのに、どうしよう・・・。
カードローンの審査に通らないと、思った以上に落ち込んでしまいませんか?「急いで現金が必要なのに困る」という具体的な悩みはもちろん、審査に通らないことによって、「人間性まで否定されたような気がする」「社会人として失格かも」のような、精神的に嫌な思いをする、という人は、とても多いようです。
「ちゃんと収入があるのに、なぜ審査通らないんだろう?」そんなふうに悩んでいるあなた。もしかしたら、こんな意外な原因で、審査通らないのかもしれませんよ。
審査に通らない基本的な原因
まずは、カードローンを始めとしたローンにつきものの、審査に通らない基本的な原因をチェックしてみましょう。
通らない理由?収入がない
収入がない、すなわち、無職の人は、カードローンの審査には通りません。収入がないということは、返済するあてがないということですので、当然、カードローンを利用することはできませんよね。
ただ、このような場合はどうでしょうか。現在は無職だけれど、過去に稼いだお金や不動産があり、貯金自体はたくさんある。お金はあるのですから、借りたお金や利子分も余裕を持って返済できるはずですよね。
しかし、このような場合も、残念ながら審査には通りません。カードローン会社にとっては、安定した収入がなにより大切だからです。貯金は、いくらあっても、新しく入るものがなければ、いつの日にか使いきってしまいます。そうすると、継続的に使ってくれるお客さんにはなりませんよね。ですので、いくら貯金があろうとも、定期的な収入のない人は借りられないのです。
通らない理由?借りすぎ
たとえ年収が1000万円あっても、新しく申し込んだカードローンの審査に通らないこともあります。たとえば、年収が1000万円あっても借り入れが500万円あったとしたら・・・。年収の半分が借金!金利もそのぶんかかりますし、この上、また新しくローンを組んだとしたら、返済できるかわかりませんよね。
年収の半分が借金、というのはおおげさにしても、
借りすぎているということが、返済への不安をまねき、審査に通りづらくするのです。
通らない理由?事故
自己破産や債務整理をしている/した経験のある方は、審査には通らないことが多いです。カードローン会社は、過去の事故情報を、ある程度の年月が過ぎるまでは、チェックします。最近5年くらいの間に事故があれば、カードローンに申し込みしても、審査に通らない原因になります。
ただ、一度だけ、2~3日支払いを遅延した、というようなくらいでは、審査に通らない原因にはならない可能性が高いです。自己破産・債務整理や、数年におよぶ滞納は危険です。
カードローン審査に通らない主な原因
- 無職・収入が全くない
- 安定した収入がない
- 他社から借りすぎている
- 自己破産や債務整理の経験がある
基準は何?審査の仕組み
「なぜ審査通らないの?」と、カードローン会社に聞いても、残念ながら、その理由は教えてくれません。審査するんだったらその内容を教えてくれたっていいのに・・・と思うかもしれませんが、会社のプライバシーのことなので、教えてもらえないのです。
ですので、審査に通らない理由は、自己判断するしかないのです。そのためには、カードローン会社の審査の仕組みを知っておきましょう。
保証会社が審査する
そもそも、カードローンの審査は、どの機関がするのかご存知ですか。たとえば、あなたが○○銀行のカードローンに申し込みしたとします。そうすると、審査は、○○銀行が行うのでは・・・と、思うかもしれませんが、実はそうではありません。
○○銀行の提携している、保証会社が審査します。保証会社とは、その名の通り、保証する会社。たとえば、あなたが返済できなくなってしまった時や、なんらかの事故が起こった場合、貸す側である銀行はお金を返してもらえずにピンチになってしまいますよね。そのピンチを最小限に留めるために働くのが保証会社です。
その保証会社の保証を受けることができるかどうか、というのが、あなたが受ける審査の基準です。万が一の時のために、あなたも銀行も、保証会社によって守られるのです。その保証会社から「守るよ!」とオッケーが出るかどうかで、あなたがお金を借りられるかどうかが決定します。
保証会社の具体例
カードローンを利用するには、大きくわけてふたつの種類があることをおさえておかなければなりません。ひとつは、銀行のカードローン。もうひとつは、消費者金融会社のカードローンです。
たとえば、「アコム」は、有名な大手の消費者金融会社ですよね。アコムに申し込みすれば、消費者金融会社から借りるということになるでしょう。一方、三菱東京UFJ銀行は銀行のカードローンです。「バンクイック」というのが三菱東京UFJ銀行のカードローンの商品名です。
それでは、審査をする、バンクイックの保証会社はどこなのでしょうか。なんと、アコムなのです。「えっ?アコムは消費者金融会社なんじゃないの?」と、びっくりする方もいるかもしれません。確かに、アコムは消費者金融会社なのですが、同時に保証会社でもあります。アコムは保証会社と消費者金融会社の両方の仕事をしているのです。
同じ保証会社でも審査基準は違う
それでは、アコムに申し込みするのと、三菱東京UFJ銀行「バンクイック」に申し込みするのでは、保証会社が同じなので、審査の通りやすさも同じなのでしょうか。いいえ、それは違います。保証会社は同じでも、借りる先によって、審査基準は違います。
アコムとバンクイックでは、サービスも金利も違います。いくら提携を組んでいるからといって、商品の内容が違うのですから、審査基準も違います。ですので、保証会社で、審査の通りやすさを決めようとするのはあまり意味がないといえます。
信用情報機関って?
あなたが一度でも金融機関を利用すると、信用情報機関に登録されます。信用情報機関とは、あなたが過去にどんな取引をしたか、どんなキャッシングやローンを利用したか、という情報が登録されているところです。
たとえば、住宅ローンを何年組んで、現在何年分返済し終わった、という情報はもちろんのこと、カードローンを申し込みして、その審査に落ちたというだけでも、信用情報機関には、その情報が登録されます。あなたがキャッシングやローン関係の取引や申し込みをした場合、必ず信用情報機関に登録されるのです。
あなたがカードローン会社に申し込みすると、会社側は、あなたの信用情報機関を調べます。そこに、たとえば、「債務整理中」などと情報があれば、「このお客さんは返済するのに苦しんでいるな」ということになりますから、新しく申し込みしても返済してもらえない可能性が高いので、審査には通さない、ということになるわけです。
「申し込みブラック」という言葉もあります。それは、カードローン会社に一度に何社も申し込みして、その審査にすべて落ちてしまった場合、急に、審査に通らなかったという情報がたくさん登録されることになりますから、その情報を見たカードローン会社が「この人は何度も審査に落ちている。何か問題があるに違いない」と思われてしまうことを言います。
そんなふうに疑われてしまうのですから、やはり、審査には通りませんよね。すなわち、「ブラック扱い」になってしまうのです。
審査通らない意外な5つの原因
それでは、審査に通らない理由の中でも、「うそっ、意外!」と思われそうなものをチェックしてみましょう。
?痛恨の!書類ミス
意外と多いのが、書類上のミスだそうです。カードローン会社に申し込みする時には、あなたの住所や電話番号などはもちろんのこと、勤め先の連絡先や、実家の電話番号なども時には伝える必要があります。細々と書くことがあるので、電話番号を間違えてしまったりと、書類ミスがあれば、連絡が取れないということで審査落ち(審査不可)になってしまうこともあるのです。
また、必要な書類を添付しなかったりということも多いようです。大手のカードローン会社では、たいていの場合、運転免許証などの身分証明書ひとつで申し込みオッケーなのですが、中小の消費者金融会社の場合、お勤め先の社員証だったり、収入証明書だったりと、提出書類が多いこともあるので、書類ミスが起こりやすいそうです。
?勤続年数の短さ
「ちゃんと働いているし、他に借金もないのに、なぜ審査通らないの?」そう思うあなた、もしかしたら、勤続年数の短さで判断されているのかもしれません。
転職したばかりだったり、社会人になったばかりだったりすると、あなたがその職業を長期間続けられるかどうか、確実性が薄いと思われてしまいます。
カードローンの審査に通るためには、信頼がなによりも大事です。あなたが長期間同じ場所で働いていれば、自然と信頼もあがってきますし、お給料も安定してもらえる証拠にもなります。そうすると、カードローン会社も、あなたを信頼して、審査に通しやすくするのです。
ですので、転職や就職して3ヶ月くらいは、申し込みしても通る可能性が低いと考えておきましょう。
?どうしようもない会社の都合
私達には何の非もないのに、審査に落ちてしまうこともあります。それは、カードローン会社側の都合です。
カードローン会社も、いつも潤っていて商売が順調にいっているものでもありません。あなたが申し込みしたタイミングで、その会社が、どうしても余裕のない時期だったということもありえます。そんな時は、会社が順調な時には通していたお客さんも、泣く泣く審査に落としてしまうということもあるのです。
AさんもBさんも、他に借り入れがなく、同じくらいの年収で、同じ職業なのに、Aさんだけが審査に通ったのはなぜ?と、不思議に思うこともありますが、これは、申し込みするタイミングで、会社都合での審査結果だという場合があるのです。
?初心者だからかも
これまで一度もクレジットカードやカードローンを利用したことがないあなた。カードローン申し込みに有利だと思い込んでいませんか?確かに、他社に借り入れがありすぎると、審査で不利になってしまうものです。しかし、まったくクレジットカードやローンの経験がないというのも、時には、不利に働くこともあります。
他社での経験がないと、あなたがどんなふうにカードローンを利用するのか実績がありませんので、カードローン会社は不安に思うこともあります。また、他の会社が、あなたを審査に通したという経歴があれば、「この会社が審査に通したのであれば自分のところも大丈夫だろう」というふうに、前向きに検討してもらえることもあるのです。
?もしかして欲張りすぎ?
カードローン会社に申し込みする時に、あなたは、「借り入れ希望金額」も一緒に申し込みしますよね。その時に、あまりに多い希望金額を申し込みすると、審査に通らない可能性も高まります。
カードローン会社では、「最大限度額○○○万円」というふうに、あなたが借り入れできる最大の額を提示しています。大手銀行だと「800万円」「1000万円」とかいうところもありますね。そんなにたくさん借り入れする必要ないなあ、と思うかもしれませんが、心配しなくて大丈夫!そんなに多い金額を急に借りられるものでもありません。
カードローン会社は、あなたの信用度に合わせて、あなた自身の最大限度額を決定します。アルバイトやパートでも借り入れオッケーという会社もありますが、基本的には、アルバイト・パートなどの不安定な収入の職業では、10万円~50万円くらいの最大限度額が多いです。
また、いくら正社員である程度の年収があったとしても、急に100万円や200万円の最大限度額はゲットできません。最初の取引は、少額からスタートするものです。取引を続けて、あなたが信頼できるお客さんだと判断した場合は、カードローン会社は徐々にあなたの限度額をあげていきますが、最初は、50万円くらいは普通です。
希望する限度額を、あまりに上げすぎると、それだけで審査に通らないこともありますので、あなたの年収や職業での確実な限度額を希望するようにした方が無難かもしれません。
なぜ審査に通らないの?意外な5つの原因まとめ
- 提出書類にミスがある
- 勤続年数が短すぎる
- 申し込みするタイミングが合わない
- これまでにカードを作ったことがない
- 限度額希望が高すぎる
審査に通るにはタイミングが大事
以上、カードローンの審査の仕組みや、その通らない理由をご紹介してきました。
審査に通らないと、「なぜ私が落ちたんだろう」といつまでも悩んでしまったり、「社会人として失格かもしれない」などと落ち込んでしまう人もいます。
確かに、まったく収入がなかったり、借金があまりにも多かったりすれば、あきらかにあなたの職業のせいで審査に落ちてしまうということにはなりますが、アルバイトやパートでも、審査に通る可能性はある世の中ですから、あなたが審査に通らなかったのは、今まで見た意外な原因の他、タイミングが悪かったということもあるのです。
カードローンを利用するということは、上手に使えば大変便利なものではありますが、その気軽さにかまけて無計画に使ってしまうと、返済するのに大変な苦労を必要とするばかりか、今後の新しい借り入れもできなくなってしまいます。そうなる前に、カードローンを利用する目的や、必要な金額を、自分の中ではっきりと決めておくことが重要です。