カードローン審査の緩い業者ってあるの?

何歳から使えるの?銀行のカードローンも丸ごと含めて全部解説!

銀行のカードローンは、何歳から何歳まで利用できるのでしょうか?知らない人でも、なんとなく20歳以上じゃないかなと思っている人は多いでしょうが、それでは上限年齢が、何歳までかというとそんな細かい所まではほとんどの人は気にしません。

多くの人はすぐに借りられるかどうか、あるいは金利ばかりに目を取られて、細かなサービスや仕組みには意外と無頓着です。知らないと損をする事も多いのがカードローンのしくみです。年齢なども含めて、銀行のカードローンについて丸ごと解説します。

銀行は実は新参者

カードローンは銀行や信用組合などが発行するカードで有担保と無担保のローンがあります。また信販会社が発行するクレジットカードは、ローンカードと呼ばれています。また消費者金融会社が発行するカードもどちらかといえばローンカードです。

現在は、銀行・信販会社・消費者金融会社の発行する無担保のカードを総称してカードローンを呼ぶのが一般的になっています。ところでこのカードローンですが、銀行のカードローンがメジャーな気がしますが、実は消費者金融会社の方が歴史は古いんです。
(⇒審査が緩いカードローンを利用するならこの会社!

サラ金と呼ばれていた時期

無担保のローンは、1954年頃に登場しています。その頃の金利は現在のカードローンの金利からは想像もつかない暴利で出資法で定められた上限金利は、なんと109.5%でした。それが合法なのですから銀行の持つ堅実なイメージとは別世界でした。

やがて「サラ金」と呼ばれるようになり金融業者は文字どおりの高利貸しという名称がピッタリの営業をしていたのです。ところがあまりにも高利の為に返済不能も多発するなどして社会問題となり、時代と共に無担保ローンの金利は規制されて行く事になりました。

銀行も無担保ローンへ参入!

時代と共に貸金業法は何度も改正され無担保ローンの金利は次第に引き下げられていきます。そして2010年6月18日には上限金利は20%まで引き下げられて現在に至っています。しかも、その頃には、すでに資本力のある銀行がカードローンに参入していました。

その結果それまで大きな利益をあげていた消費者金融会社は減収を余儀なくされます。そして大手の消費者金融会社の多くは、銀行となんらかの資本提携をして銀行系の消費者金融会社としてイメージアップを図るようになりました。

銀行系のカードローン

その為に「銀行系のカードローン」という言葉も生まれました。本来はカードローンは銀行が発行するローンです。でも銀行資本の入った大手あるいは準大手の消費者金融会社のローンも銀行系のカードローンと呼ぶ場合もあります。

ただし銀行と消費者金融会社を区別する場合は、規制を受ける法律によってはっきりと区別する事ができます。銀行法で営業しているのが銀行で貸金業法で営業しているのが消費者金融会社です。その大きな違いは総量規制の対象になるかどうかです。

銀行と消費者金融の違い

消費者金融会社は総量規制の対象になる為に年収の3分の1を超える借金のある顧客には貸付けができません。そういう法的な規制の違いから来る部分もありますがカードローンの条件やサービス内容も銀行と消費者金融会社は違います。

同じ無担保のローンですが、銀行と消費者金融会社はサービス内容の違いによっても、はっきりと色分けできる部分があります。実は年齢も、銀行と消費者金融会社の年齢条件はそれぞれのグループの特徴がはっきりと現れています。

年齢条件の違い

銀行と消費者金融会社の年齢条件を比較して見ました。だいたい銀行の年齢は20歳~65歳、消費者金融会社の年齢は20歳~69歳の所が多いようです。それぞれのグループで個別に見ると例外があります。

こう言う例外的な金融会社を見るとカードローンは複数のデーターを比較して選んだ方がいいという事がよく解ります。どうしてかというと例えば新生銀行レイクの年齢だけを見たら、銀行の方が上限年齢が高いのではないか勘違いしてしまいます。

銀行名 年齢 消費者金融会社名 年齢
オリックス銀行 20歳~65歳 アイフル 20歳~69歳
イオン銀行 20歳~64歳 アコム 20歳~69歳
みずほ銀行 20歳~65歳 ノーローン 20歳~69歳
三菱東京UFJ銀行 20歳~64歳 プロミス 20歳~69歳
新生銀行レイク 20歳~70歳 モビット 20歳~65歳

未成年者はカードローンはダメ?

年齢条件を見ると共通しているのは20歳以上というのは共通事項です。では未成年者はカードローンはダメなのでしょうか?実はクレジットカードの中には学生の場合に18歳以上で申し込めるカードがあります。その場合は、親権者の同意書が必要になります。

また、大学周辺で古くから営業している学生専用の消費者金融業者の中に18歳以上の学生に融資している業者があります。それ以外では銀行、消費者金融会社共に未成年への融資を行っている所はありません。

●ライフカード

会 社 年利率 利用限度額
ライフカード 年15% 10万円
・学生であれば未成年でも利用可能です。(親権者の同意が必要です)
※学生の場合は最大で10万円まです。

●MUPGカード

会 社 年利率 利用限度額
MUPGカード 年14.95%~年17.95% 10万円

・学生であれば未成年でも利用可能です。(親権者の同意が必要です)
※学生の場合は最大で10万円までです。

●ニコスカード

会 社 年利率 利用限度額
NICOSカード 年14.95%~年17.95% 10万円

・学生であれば未成年でも利用可能です。(親権者の同意が必要です)
※学生の場合は最大で10万円までです。

●エポスカード

会 社 年利率 利用限度額
エポスカード 年18% 実績に応じて

・学生であれば未成年でも利用可能です。(親権者の同意が必要す)

金利と限度額

銀行と消費者金融会社ではっきりと差が出るのは金利と限度額です。元々銀行は安心感と金利の安いのがセールスポイントです。これに比べて消費者金融会社は必要な時にすぐに間に合う。つまり即日融資が大きなセールスポイントです。

もう一つ消費者金融会社の場合は審査の柔軟性がありますが、あまり審査が緩いというと評判があっても信頼性に対して不安を持たれるので、特に大手の場合は極端に審査の緩い所はありませんが、銀行の審査に比べると消費者金融会社の方が通りやすいです。

●銀行のカードローンの金利

銀行名 金利 限度額
住信SBIネット銀行 年1.9%~年7.9% 1,000万円
りそな銀行 年3.5%~年12.48% 800万円
イオン銀行 年3.8%~年13.8% 800万円
三井住友銀行 年4.0%~年14.5% 800万円
みずほ銀行 年4.8%~年14.0% 1,000万円
消費者金融会社名 年利率 利用限度額
プロミス 年4.5%~年17.8% 500万円
アイフル 年4.5%~年18.0% 500万円
アコム 年4.7%~年18.0% 500万円
ノーローン 年4.9%~年18.0% 300万円
モビット 年4.8%~年18.0% 500万円

・会社名
※プロミスは(SMBCコンシューマーファイナンス)
※ノーローンは(シンキ株式会社)

金利と限度額は、上段の銀行と下段の消費者金融会社の違いは歴然としています。銀行の金利の方が明らかに低金利です。平均すれば3%~4%銀行の方が低くなっています。ちなみに金利を比較する場合は上限金利の方を比較しています。

理由は契約開始の時は上限金利からのスタートになるからです。低い方の数字は利用限度額が段階的に上がって行った結果、限度額の上限近くになって適用される金利ですからカードローンの金利を比較する場合は低い方の数字は無視してください。(こちらもご参考に→カードローンの利用限度額はどうやって決まる?

同じものはあるの?

年齢条件、貸付条件と比較して見ると、銀行と消費者金融会社は違いがありますが共通する部分もあります。それは利息の計算方法や返済方法などでは共通する部分が多いです。融資する際の利息を制限する法律は「利息制限法」「出資法」などがあります。

利息制限法では利息の最高限度を元本が10万円未満の場合は年20%元本が10万円以上100万円未満の場合は年18%、元本が100万円以上の場合は年15%と定め、それぞれ超過部分を無効利息としています。出資法でも年20%と定められていて超えると罰則規定があります。

●利息計算は日割り計算
利息=借入額(元金)×実質年率÷365日×借りた日数

カードローンの利息が日割り計算であるのと上限金利が年利率20%というのは銀行、信販会社、消費者金融会社共通です。ただし信販会社の場合はキャッシング枠の部分に適用されます。

返済方法も似ています

カードローンの返済方式の主流はリボルビング方式です。信販会社のクレジットカードの場合は一括返済、分割払いがあります。ローンの種類によっては元利均等払いなどもありますが、カードローンで一番多い返済方式は残高スライドリボルビング方式です。

この方式は返済金額が一定で返済しやすいというメリットがありますが、利息部分の割合が大きく、約定返済どおりに返済していると元金がなかなか減らないというデメリットがあります。それを補うには繰り上げ返済(追加返済とも言います)が有効です。

銀行のデメリット

金利が安くて、限度額が高く金融機関としての信頼度も高いと来れば言う事なしですが、やはり銀行にもデメリットあがります。審査が厳しいのがデメリットという評価もありますが、信用情報に問題がなければ銀行の審査もそれほど厳しいとは思えません。

やはり銀行のデメリットと言えば融資に時間が掛かる事です。即日融資できる銀行もありますが、まだまだ少ないです。実際に即日融資となっていても口座開設の条件つきとか、実際は数日かかるという所も多いです。

即日融資可能な銀行

即日融資可能な銀行は「その銀行の口座がなくても即日融資可能」となっていれば即日融資は可能です。でも実際には口座の開設をしていれば即日融資可能とか、あるいは来店して契約するところもあって手続きに時間が掛かるところも多いです。

そんな中で口座開設不要で来店もなしで即日融資可能な銀行のカードローンをご紹介しましょう。急いでいる場合でも、安心できるカードローンを利用したいと思っている方は、利用を検討されたらいいと思います。

●三菱東京UFJ銀行バンクイック

即日融資に対応している銀行のカードローンは人気があります。バンクイックの場合は提携金融機関のATMの手数料が無料という点でも人気があります。

会社名 商品名 年利率 利用限度額
三菱東京UFJ銀行 バンクイック 年4.6%~年14.6% 500万円

●新生銀行レイク

レイクも銀行の持つ安心感と借りやすさの2つの特徴を兼ね備えていてカードローン初心者の方にオススメしたい銀行です。二つの無利息ローンのどちらかの無利息ローンを選べます。提携ATMでの手数料も無料なのでお得です。

会社名 商品名 年利率 利用限度額
新生銀行レイク カードローン 500万円 年4.5%~年18.0%

【参考ページはこちら】
三井住友銀行カードローンは主婦では借りられない?

閉じる
閉じる