教えて!モビットのカードローンの審査は甘い?それとも厳しい?
有名な大手消費者金融のひとつ、モビット。
モビットといえば、著名人を起用したCMやポスター・雑誌広告などで大々的に宣伝しているので、利用したことはなくても名前だけでも知っているという人は多いはず。
「でもやっぱり消費者金融っていうことには変わりないし…」
「モビットの審査って厳しい?」
もしかして、モビットで借り入れを考えているのですか?確かに消費者金融というと、まだまだ不安を抱える人も少なくありませんよね。有名どころは審査が厳しいかもっていう考えも、確かにあります。そんなわけで、それではここでモビットについていろいろと検証していきましょう!
モビットってどんなトコ?
モビットは銀行系消費者金融に分類されます。いわゆる大手消費者金融というやつです。
三井住友銀行の傘下に入っているグループ企業で、個人向け融資のために、2006年の法改正決定・施行後に取り込まれました。
つまり、銀行がバックについている社会的にも地位を得た消費者金融というわけです。
銀行がバックについているのはモビットだけではありません。大手消費者金融と呼ばれる消費者金融の会社は、大半が銀行の傘下に入っています。
モビット以外の大手消費者金融
予備知識として、大手消費者金融についてもお話しておきましょう。
モビット以外で銀行の傘下に入っている消費者金融は以下の通りです。
- アコム
三菱東京UFJ銀行 - ノーローン
新生銀行 - プロミス
三井住友銀行
大手消費者金融と呼ばれる金融会社の中に【アイフル】が存在しますが、アイフルは大手消費者金融で唯一、独立系消費者金融として運営しており、どこの銀行の傘下にも入っていません。
銀行直営のカードローン
消費者金融と思われている金融会社の中には、実はグループ企業ではなく、銀行が直接経営している金融会社というものが存在します。
- バンクイック
三菱東京UFJ銀行 - レイク
新生銀行
消費者金融は通常、賃金業法という法律に従って運営しているのですが、銀行直営の金融会社に限っては銀行と同様に銀行法に従っての運営となっています。
賃金業法と銀行法での大きな違いは、総量規制対象か対象外ということになります。
消費者金融は総量規制が適用されるため、融資可能なのは「利用希望者の年収3分の1まで」という制限がありますが、銀行や銀行直営の金融会社の場合は総量規制対象外なので、融資金額に制限がありません。
実はこのことが現在、金融業界で問題となっていたりします。
カードローンを申し込む
モビットの利用を考えている人なら、これが最も気になるでしょう。
ここではモビットのカードローンの利用条件や提出書類などについて詳しくみていきましょう。
利用条件は厳しい?
銀行傘下だからと、あまり硬く考えなくても大丈夫です。消費者金融というのはそもそも、審査が厳しいといっても銀行が直接提供しているカードローンの比ではありません。
他社で大きな借入をしていたり、返済事故歴がなければ大概は審査に通るものです。
モビットの利用条件は以下の通りです。
※パート、アルバイト、自営業の人も基準を満たす人であれば利用可能
つまり、年齢条件に当てはまり、安定した定期的な収入があれば低所得・高所得に関わらず申し込みが可能となります。
申し込みの手続きは簡単!
手続き方法は複数あります。
インターネット | PC、スマートフォン、携帯のいずれからも可能ですが、メールアドレスが必要です |
ローン申込機 | 無人契約機ともいいます |
郵便 | 事前に資料を入手する必要があります。 |
電話 | 固定電話、スマートフォン、携帯のいずれからでも可能です |
申し込みをして審査結果が出て利用可能となれば、専用のカードが発行されます。専用カードの受取方法は郵便もしくはローン申込機のいずれかとなります。
審査では何をしているの?
審査ではその人の過去の金融機関の利用歴や返済能力を調査します。
具体的にその内容を説明していきましょう。
申込に必要なもの
申込の手続きにあたり、まず必要なものを揃えることから始めなくてはいけません。
あ!必要なものといっても、大したことはありませんから身構えなくても大丈夫ですよ。
本人確認書類 | 運転免許証、健康保険証、パスポートなどの写し |
収入証明書類 | 源泉徴収票、所得証明書、税額通知書、確定申告書、給与明細書などの写し |
印鑑や保証人などは必要ありません。また、収入証明書類も借入金額が高額の場合に必要なので、大きな借入でなければ必要ないことも。
収入証明書類の提出が必要で、給与明細書を選択する場合には直近2ヶ月分の提出が条件となり、賞与支給がある人は、年間賞与(夏・冬・各々)明細書の提出も必要となります。
手間を省きたいのなら、源泉徴収票や所得証明書が便利ですね。
利用限度額について
申し込みと同様に気になるのが、借入できる金額ですよね。利用限度額ってどういうふうに決められるのでしょう?
モビットの場合、公式サイトや広告などをみると「利用限度額1万円?500万円」と表記されています。つまり「この範囲内で融資していますよ」ということになります。
でもこの利用金額は利用者が決められるものではありません。
審査において返済能力を調査するのは、この利用限度額の設定において非常に重要になるからです。
冒頭で総量規制の話はしましたね。モビットは消費者金融ですから、賃金業法による総量規制があります。従って、「年収の3分の1以内」というのが利用限度額の上限となります。
これは個人信用情報の記録もチェックされて、他社からの借入の有無や借入がある場合の現状なども審査の材料となります。
他社からの借入がある場合には、トータルでの借入額が年収の3分の1となります。ですから、他社での借入がある人は、その分も計算して申し込みましょう。総量規制をオーバーした申し込みは審査に通らない原因になる可能性が高いです。
ちなみに、広告で挙げられている利用限度額というのは、融資側が「当方の商品は最高500万円まで融資できるプランです」という意味。
ですから、極端な例で話をすると、年収が2,000万円だろうが5,000万円だろうが、利用限度額の上限である500万円までしか、この商品では借入できないということになるのです。
借入方法は簡単!
振込キャッシング | 自分の口座へ振り込んでもらう方法 |
提携ATMキャッシング | 銀行やコンビニ、駅などに設置されている提携ATMを利用する方法 |
ATM機を利用するほうが、早くて便利です。急ぎでなければ振込もいいでしょう。ただし、利用したい期日に間に合うようにPCやスマートフォン、携帯、電話などから手続きをする必要があります。
返済方法も簡単!
モビットは毎月の返済金額を借入後残高スライド元利定額返済方式で設定してます。
つまり、返済額は最終借入後残高で返済額が決まります。10万円以下なら4,000円、10万円超過の20万円以下なら8,000円といった具合です。
モビット側で無理のない返済金額で設定してあって、公式サイトでも一覧表がアップされています。利用するなら、事前に必ず確認しておきましょう。
借入したお金の返済は毎月1回、5日、15日、25日、末日から選択した指定日までに以下の方法で返済できます。
口座振替 | 三井住友銀行または三菱東京UFJ銀行に預金口座より自動引き落とし |
銀行振込 | 現在利用している金融機関の口座から、指定預金口座に振込 |
提携ATM | 全国の銀行やコンビニに設置されている提携ATMより返済 |
銀行振込や一部提携ATMを利用の場合は、手数料は自己負担となるので、事前に確認しておきましょう。
余裕があるときは
モビットは追加返済が可能です。しかも追加返済をするために窓口に連絡を入れる必要もないので、好きなタイミングで振り込むことができます。
追加返済を利用すると、その分利息も軽減されますから、余裕のある時にはぜひ活用しましょう。
利用の度に手続きは必要?
一度利用して完済したら、そこでこの契約は終了になるのでしょうか?
契約解除しない限り有効
カードローンは基本的に、“完済=契約終了”ではありません。これは勘違いしている人もわりと多かったりします。
ですから、完済後に今後も定期的に利用したいという人の場合にはそのままカードを手元に残しておけば、いつでも利用することが可能です。
反対に、今回限りで契約したから完済後は利用しないというのであれば、これは窓口に連絡を入れて、きちんと契約解除の手続きをしなくてはいけません。
こんな人は契約解除を
1.持っていると目的もなく使い過ぎそう
目的を果たして完済もして、借入する理由がない。けど散財癖があるという人は契約解除しましょう。持っているとつい使ってしまう可能性があります。
2.近い将来住宅購入を考えている
住宅購入を考えているのなら、住宅ローンを視野に入れているはず。キャッシュでお家やマンションを購入出来る人なんてそうそういません。
カードローンやクレジットカードにキャッシング枠を持っている場合、住宅ローンの審査で引っ掛かります。近々絶対に住宅購入をすると決めているなら、完済後はすぐに解約を。
そして解約後半年間は住宅ローンも含め、すべての金融機関で借入審査を受けないで下さい。受けてしまうと、それも利用記録となります。住宅ローンの審査は特に厳しいですから、厳守して下さいね。
【参考ページはこちら】
モビットのカードローンはどうやって使うと得?