教えて!カードローンにおける金利の計算方法をわかりやすく解説
カードローンには金利というものがあって、契約するときにそれぞれ設定されます。「金利」は割りと重要なので、自分で計算できるように計算式を覚えておくようにしましょう。
金利は誰でも必ず設定されるものなので、できるだけ低い数値のほうがよいし、少しでも安いほうがお得といえます。ここでは金利の計算のほかにも、金利を安く済ませる方法や金利が低いカードローンなど、紹介していきます。
カードローンの金利計算方法
カードローンには「金利」というものがあり、返済するときに金利・利息を加えてお金を返さなくてはいけません。金利というものはカードローンによってさまざまでこの値によって利息が決まってきます。
利息の計算方法は次のようになるので参考にしてみてください。
- 利息=借りた額×金利÷365日×利用日数
このような式で求めることができるので、お金を借りる前にどのくらいの利息を支払わなければいけないのか、よく計算しておくとよいでしょう。
実際に計算してみると
式を書いただけでは分かりにくいと思うので、少し例をあげていきます。
たとえば、金利が18%のカードローンで10万円借りたとします。これを1カ月、30日後に返済するとなると次のような計算式になるのです。
- 利息=10万×18%÷365日×30日
とこのような式で求めることができ、この計算式での利息は「1480円」という額となります。この1480円という額を返済額にプラスして返済することになるのです。まあ、目安程度ですが、お金を借りるのであれば式は覚えておいたほうがよいでしょう。
利息は金利が低いほうが安い
当然ですが利息は金利が低いほうが安くなるので、金利が低いカードローンを選んだほうが返済額も少なくなります。
金利は多くの場合「4%~18%」とこのように幅があることが多いですが、上限が少しでも低いところ、下限が低いところを選んだほうが利息を安く済ませることができます。
お金を借りるなら金利を重視するという人も多いと思いますが、選ぶときには少しでも金利が低いところを選ぶとよいでしょう。
総利息の求め方は?
利息を求める計算式は書きましたが、この式で出た値は1回あたりの利息となります。上の方で10万×18%÷365日×30日=1480円、このような例をあげましたがこの式で出た1480円というのは1カ月分の利息となるのです。
では総利息というのはどのように求めるかというと、次のように求めることができるのです。
総利息を求めるには
ここでは10万×18%÷365日×30日=1480円という式を紹介しているので、この式をもとにして紹介していきます。
この式では借りた額は10万円で返済額や返済回数というものは決めていません。
たとえばですが、この借りた額10万円を返済額は1万円で返済回数は10回とします。初めて返済するときには10万×18%÷365日×30日、この式で出た1480円という額を1万円に加えて返済します。
次に返済するときは10万円の中の1万はすでに返済しているので次のような式で利息を求めることになるのです。
- 利息=9万×18%÷365日×30日
借りた額を一回返済することで借りた額は9万となるのでこのような式になります。この場合だと利息は1330円ほどになり、この利息を1万円に加えて返済。
このように返済回数が増えていくにつれて、式の「借りた額」というところを少なくして何回も計算を繰り返していくと総利息というものは求めることが可能です。
式を並べてみると
10万×18%÷365日×30日、今回の場合の総利息を求めるには、次のように10回ほど計算してみるとわかります。
・9万×18%÷365日×30日
・8万×18%÷365日×30日
・7万×18%÷365日×30日
・6万×18%÷365日×30日
・5万×18%÷365日×30日
・4万×18%÷365日×30日
・3万×18%÷365日×30日
・2万×18%÷365日×30日
・1万×18%÷365日×30日
返済回数が多ければその分余計に計算しなくてはいけないので、すべて計算するとなると結構面倒です。
もっと簡単に求める方法は?
1か月分の金利は割と簡単に求めることができますが、総利息を求めるとなると計算回数も多く、自分で計算するのはかなり面倒です。計算が苦手な人には、かなり苦に感じてしまうでしょう。
ここで紹介している式はほぼ必ず使わなければいけないので、自分で計算していると面倒といえます。ただ、最近はカードローンを扱っている金融業者の公式サイトで計算してもらうことができます。
金利・利息をもっと簡単に求めたいのであれば、公式サイトにアクセスしてみるとよいでしょう。
(⇒カードローン金利についてもっと詳しく!)
シミュレーションや早見表
上で紹介したとおりカードローンを扱っている金融業者の公式サイトで金利は簡単に計算することができます。
- 返済シミュレーションや早見表
このような名前が付いていることが多く、最近の金融業者であれば多くの場合、設置されているといえます。無料で使うことができるので、お金を借りる前や利息がどのくらいかわからないときに利用してみるとよいでしょう。
シミュレーションの使い方は?
早見表というのは、ページにアクセスするとすでに表で表示されているので特に使い方というものはありません。シミュレーションの使い方については、金融業者によってさまざまとなっています。
シミュレーションの使い方といってもいくつか項目を入力するだけで使うことができるので、割と簡単です。項目は、カードローンによってさまざまですが、だいたい似たようなものになっているので、使い方はどこの公式サイトでも大差はないでしょう。
試しにあるカードローンのシミュレーションを見てみましたが、ここでは次のような入力項目がありました。2つの方法があったので、両方紹介しておきます。
- 借りる金額
- 金利
- 返済回数
この項目を入力することで、毎月の返済金額を利息を加えた額で求めることができます。自分で計算しなくても利息を加えた返済額を知ることができるので、面倒な計算をしなくて済みます。
- 借りる金額
- 金利
- 返済金額
次にもう一つの方法では、上の3つの項目を入力することで返済回数を求めることができます。「返済回数」を求めるものなので、こちらは金利の計算方法とは関係ありませんね。
- 計算が面倒・計算が苦手だ
という人はカードローンの公式サイトにあるシミュレーションを活用してみるとよいでしょう。
金利の決まり方は?
金利には幅がある、と最初のほうで書きましたが、この幅のどの数値に金利が設定されるのか?このような疑問が出てきますが、これはカードローンの限度額によって変わってくるものです。
カードローンの多くは、限度額が○○円~△△円の間だと□□%の金利に設定される、このようになっています。
わかりやすく言うと
たとえば、金利の幅が4%~18%のカードローンでは、限度額が10万円以下だとすると18%の金利に設定されます。限度額が10万円以上の場合だと18%から少し低い値、たとえば15%といったような数値に設定されることになるのです。
このように金利というものは、限度額によって変わってくるもので、限度額が高ければ高いほど金利はより低くなり、限度額が低ければ高い数値に設定されます。
カードローンによっては、公式サイトに限度額ごとにどのくらいの金利に設定されるのか、表になっているところもあります。融資する前に金利を知りたいなら、自分の希望限度額ではどのくらいの金利になるのか、表で確認しておくのもよいでしょう。
利息を安くする方法は?
金利・利息は限度額が低いと高くついてしまいますが、いくつか利息を安く済ませる方法というものがあります。
- 一括で返済してしまう
- 日数が経たないうちに返済する
- 金利が低いカードローンを選ぶ
金利や利息を安くする方法としてはこのような方法があります。お金を借りるならできるだけ利息は安いほうがお得なので、試してみるのもよいでしょう。
一括で返済してしまう
お金を借りたなら、複数回に分けて返済するのではなく一括で返済してしまったほうが利息は安く済ませることができます。
シミュレーションを使ってみるとわかりやすいので、一括(1回)で返済した時と複数回で返済した時の利息を比べてみるとよいでしょう。
また、返済回数をできるだけ少なくすることでも利息は安く済ませることができます。たとえば10回返済のところを5回返済にするとか、そうすることで利息は安くすることができます。
一括返済・返済回数を少なくする、収入や貯金に余裕があるときに試してみるとよいでしょう。
日数が経たないうちに返済する
金利・利息を求める式は利息=借りた額×金利÷365日×利用日数となっていて、御覧の通り利用日数が利息にかかわってきます。最初のほうでは利用日数は30日として計算していますが、ここの数値が少ないほうが利息は安いです。
- たとえば30日後に返済するのではなく20日後に返済する
お金を借りた日から日にちが経たないほうが金利は安いので、お金に余裕があるのであればできるだけすばやく返済してしまうとよいでしょう。
金利が低いカードローン
金利には幅があり、この幅はカードローンによってさまざまです。上限が18%というところもあれば上限が14%というところも存在しています。
このように上限が低いカードローンを選ぶと金利・利息はより安く済ませることができます。注意点は金利の上限が低いところは、審査が厳しくなっている、ということでハードルが高めです。
厳しいとはいえ、借りられないということではないので、カードローンを選ぶときは上限金利が低いところを選ぶようにするとよいでしょう。
金利が低いところはどこ?
カードローンは銀行系と消費者金融で扱っていますが、金利が低いのは銀行系です。中には高いところもありますが、だいたい上限金利は消費者金融よりも低く設定されていることが多いです。
大手の銀行系カードローンをいくつか紹介しておくので、一度金利を確かめてみるとよいでしょう。
- バンクイック
- みずほ銀行カードローン
- 三井住友銀行カードローン
- 住信SBIネット銀行カードローン
- 楽天銀行カードローン
上記のところでは割と金利の上限は低めの設定となっています。審査は厳しいですが審査に通ることができれば、低金利という好条件でお金を借りることが可能です。
厳しいとはいえ、多額のお金を借りているとか無収入という人でなければ借りられる可能性は高いので、カードローンに申し込みするならまずは銀行系の利用を考えてみてください。
消費者金融は金利が高い?
消費者金融は銀行系と比べると金利の上限が高いことがほとんどです。これは目安程度ですが、銀行系と消費者金融での金利幅は次のようになっていることが多いです。
カードローン | 消費者金融 | 銀行系 |
---|---|---|
金利 | 4%~18% | 4%~15% |
目安程度ですが、このような金利幅になっていることが多いといえます。金利が高いと利息は高くなってしまうので、金利が高いところを選びたくないなら消費者金融は避けるようにしましょう。
消費者金融は利息がかからない
金利上限が高い消費者金融ですが、中には期間限定で利息が0というカードローンも存在しています。この期間はたいてい30日間となっていることが多いですが、最低1カ月の間は無利息でお金を借りることができてしまうのです。
また、この期間は初めて契約した人のみなので、すでに同じカードローンを使ったことがあるとこの期間は存在しません。
たとえばAというカードローンで30日間、無利息キャンペーンがあるとして、このキャンペーンを受けられるのはAというカードローンで初めて契約する人だけ、となるわけです。
金利の計算式を覚えておく
現在はシミュレーションといった利息を簡単に計算できるものも存在していますが、お金を借りるのであれば金利の計算式は覚えておくとよいでしょう。計算式は何度も書きますが、次のようになります。
- 利息=借りた額×金利÷365日×利用日数
この式で求められるものは1カ月分の利息となります。借りたお金の総利息を知りたいのであれば、返済した回数だけ上記の式を使って計算する必要があります。たとえば10万借りたとして、初回の返済時の利息は次のような式で求められます。
- 利息=10万×金利÷365日×利用日数
2回目に支払うときは借りた10万円から返済した額を引いた額で計算していきます。今回は初回で10万のうち1万円を返済したとしましょう。そうすると、2回目の返済時にはこのような計算式になるのです。
- 利息=9万×金利÷365日×利用日数
見てもらえば分かる通り、借りた額が初回時と変わっていると思います。「借りた額」がなくなるまで計算を繰り返していくと、「総利息」というものを求めることが可能です。
面倒ですが、総利息を求めるのであれば返済回数だけ計算をしなくてはいけません。お金を借りるのであれば、事前に総利息を計算しておくのもよいでしょう。
最初に書いたとおり、最近はシミュレーションや早見表というものがあるので、計算が面倒とか、計算が苦手ということなら、公式サイトにアクセスして使ってみるとよいでしょう。
今回は、金利を安くする方法や金利が安いカードローンも紹介しているので参考にしてみてください。
【参考ページはこちら】
レイクのカードローンは無利息でも借りられる?