50歳でも借入ができますか?カードローン年齢別審査基準の違い
カードローンに申込みたいけれど、50歳でも大丈夫だろうか。と言う人がいます。申込の条件の内年齢はかなりのウェイトを占めます。50歳と言うのは審査した場合に審査対象としては融資しやすいのでしょうか、それとも融資は難しい年代と言えるのでしょうか。審査基準に照らし合してみる事にしましょう。
審査基準に於ける年齢について
カードローンを申込んだら、まず審査が行われます。融資した金額を必ず返済してくれることを前提にカードローン会社は融資をするのです。当然少しでも回収不能になりそうな要素があるなら審査には通りません。それと同時に大手企業に勤務している、自己所有のマンションに住んでいる、など審査基準をクリアしている人は優良顧客になる可能性もあるのです。
(⇒審査が基準が緩いカードローンを教えて!)
そこで審査の時、各カードローン会社は審査基準を定め、その基準をクリアしているか、どのくらいプラスかマイナスかと言う所で審査をしています。それではその審査基準について、年齢的にはどうなのかを確認してみましょう。
50歳に対するスコアリングは?
各カードローン会社ではそれぞれの項目でプラス要因マイナス要因の点数で審査基準を考えています。これをスコアリングと呼んでいます。以前のように人間の感で審査して行くのではなくて、現在ではコンピューターシステムでスコアリングされている所が多くなっています。
それでは実際に属性のスコアリングについてお話ししてみましょう。申込み者本人の属性などを点数に変換して審査に役立てると言う事なのですが、 属性と言うと、年齢をはじめとして勤務先、勤務形態、勤続年数、配偶者の有無、居住形態などを言いますが、それぞれによって点数をつける事で今までの時間のかかる審査から迅速な審査回答が実現しているのです。
年齢で言えばやはり、一番優良顧客になりやすい年齢が20代後半から50代となるでしょうか。若すぎるとどうしてもリスクも高くなりますし、かといって60代となると最後まで返済してもらえるかどうかの不安が残ります。とすると50歳と言う年齢は点数的には高い評価となり、審査も通りやすい年齢と言う事になります。
高い | 低い | |
---|---|---|
居住形態 | 自己持家家族持家 | 賃貸アパート、間借など |
配偶者の有無 | 配偶者有 | 配偶者無 |
同居家族の人数 | 同居家族が多い | 独り暮らし |
勤務先 | 大手企業正規社員 | アルバイト、パート |
スコアリングでは高いか低いかをこのような状況で点数化していき、総合点で審査の可否の参考にします。もちろん、その点数も各会社で多少の違いがあり、たとえば配偶者無しでも独身貴族と言われている40代の人の点数は高くなる可能性があります。自己持家の場合でも住宅ローンなどで収入にたいする支出が多そうだと言う場合は点数が低くなります。
このように今の特に消費者金融の審査方法は以前と比べて迅速に結果が出せる為、申込みから融資までが即日出来る事もあり、融資を受ける側としては本当に便利になりました。ただその点数のみが本人の価値を決めるものではない事も事実です。実際に中堅の消費者金融の中には直接対面しての融資申込みのみを受け付けて長年培った目での審査を行っている所もあります。
必ずしもスコアリングがすべてではないと言う事もご理解下さいね。 今の傾向がそういった点数を重視しているのだと言う事なのです。確かにこのスコアリングは審査する側にもされる側にとってもひとつの目安となるものではありますね。属性の中で自分自身で積み上げて行けるものは勤続年数くらいでしょうか。シビアな事を言うようですが審査と言うのは厳しいものです。
それではスコアリングが低い人はカードローンの審査に通る見込みはまったくないのかと言うと決してそうではありません。自分自身で積み上げた信頼と言うもので好印象を与える事が可能です。次は自分自身で積む信用実績についてお話ししましょう。
個人信用情報についてはどうか
カードローンの審査には属性に関するものと個人の信用情報によるものがあります。属性については変える事の出来ない所もありますよね。その点信用情報は自分次第で優良顧客に必要な情報を履歴に残す事が出来るのです。信用実績を積んで行けばよいのですから。
信用実績と言うのは、カードに関しても、携帯電話の使用料金にしても、支払期日をしっかりと守る事から始まります。少しくらい遅れてもいいじゃない。そういう事の積み重ねが信用を失墜するもととなるのです。例えば属性であまり良い評価でなくても信用情報にプラスの履歴がある場合は優良顧客となる可能性もありますよ。
クレジットヒストリーの重要性
例えば過去に金融事故を起こした事がある場合。絶対に審査には通らないのでしょうか。金融事故の内容にもよりますが、5年から7年は履歴が消えないので、その間は審査で引っかかる事は間違いないでしょう。ただ、履歴が消えてクレジットカードなどを利用できるようになったら、以降の支払は期日を守りクレジットヒストリーをより良好なものにしておく事が大切です。
金融事故を起こすような人は今後カードローンを利用する時にもまた返済の滞りなどを起こすのではないか、そう思われても仕方がありません。出来るだけリスクを抱えたくないカードローン会社はその照会した履歴を元に融資を決定します。毎月少しでもカード利用があり、返済も一度の遅延なく行われている。もっとも信頼するのはそう言った利用状況です。
履歴が消えた後に何のカードの履歴も残らないのは、かえって信用出来ないと考えられる事があります。履歴がなく真白と言うのはたとえ現金主義でカードは使用しないと言う理由であっても、過去に問題があってカードを使用していないのではと思われてしまうのです。
50歳で履歴がないのはマイナス
特に年齢が上がるにしたがって、カードのいくつかは持っていて当然です。これもある意味信用問題となります。そのカード使用履歴、クレジットヒストリーは審査の大きな参考履歴となるのです。年齢も重ねて地位も築いた人なら、大きな買い物はクレジットカードを使うであろうと言う考え方です。
ここまで年齢的な審査基準について、年齢など属性にはスコアリングが係わってくる事、信用情報ではクレジットヒストリーが重要である事をお話ししてきましたが、これもやはり上手にカードを作り利用する事に繋がります。カードローンを手にしたら、まず毎月きちんと遅延する事なく返済を重ねる事、こんな簡単な事で自分の信用を積む事が出来るのです。
充実の歳だからこそカードローン
50歳は年齢的に言うと会社でも重要な地位にある年齢だと言えます。そして定年まではまだ年月がある。仕事も充実し、収入も安定している年齢ではないでしょうか。年齢だけを言えばカードローン会社の審査基準はしっかりとクリアしています。この充実した年齢だからこそ定年までの10年間しっかりと良いクレジットヒストリーを築いていくことが必要なのではないでしょうか。
【参考ページはこちら】
カードローンは何歳から何歳まで使えるの?