カードローン審査の緩い業者ってあるの?

限度額いくらになったら最大なのか?限度額の上がり方と注意点

借り入れの限度額というのは、どうやったら上がるのでしょうか?

また、限度額の最大まで上がったとわかる基準は何があるのでしょうか?

今回は、借り入れの限度額についての考え方と、限度額を上げていくために注意するべきことをまとめていきます。限度額が多ければ、その分借入することができるお金を増やすことができ、より利用しやくすなるので、借り入れの限度額は多いに越したことありません。

また、限度額は高いからといって多くの借り入れをしなくてはいけないという義務もないので、いざという時にたくさん借入をすることができるという点で、デメリットはほぼゼロといってもいいです。そんな便利な高限度額ですが、なかなか限度額が上がらないという声もよく聞きます。それは金融業者の利用法が間違っているのです。

どうして限度額を上げることができないのかについても、よくある例を出してその理由を説明していきます。

限度額はどこまで上がるのか?

キャッシングやカードローンを利用するときに設定される限度額の上限とは、どこにあるのでしょうか。それは、契約者の年収の3分の1までだと思っている人が多いですが、それはあくまで総量規制がある貸金業者の場合です。総量規制によって、年収の3分の1までしか貸すことができない金融業者の場合は、法律でそう定められているので、当然ですが、借り入れの限度額はそこまでとなります。

では、総量規制に影響されない銀行のカードローンなどでは、その限度額はどの程度まで上がるのでしょうか?

銀行カードローンの限度額

実際のところ、銀行によってまちまちです。大手銀行のキャッシングカードローン限度額は、基本的な考えとして、通常は消費者金融と同じ契約者の年収の3分の1を暫定限度額最大値として、そこから追加分として、さらに増やすことができるケースがあります。

その時の審査では、その銀行の口座に一定以上の資産があること、過去の金融取引(借り入れなど)で十分に信頼があると判断されること、そして、勤続年数が長く、収入が非常に安定していると判断されることです。勤続年数は、理想的には10年以上同じ勤務先であるのは望ましいです。これらの条件を満たせば、消費者金融よりも多くの借り入れが銀行でできるようになります。

ですが原則として、借入限度額は、最大でも年収の3分の1までしか上がらないと考えておくほうがいいでしょう。逆に言えば、そこまでなってない場合は、まだ限度額を上げることができる余地があるということなのです。

限度額はどうすれば上がるのか?

これが本題とも言えることですが、契約の際に限度額を設定される時には、限度額を上げることはできません。限度額というのは、貸し手である金融業者が審査を行い、「この人なら、これ以上の借り入れは信用的に限界だ」として定めるものです。そのため、限度額を上げるには、金融機関に対して信頼を勝ち取っていくしか方法がありません。

では、どうすれば、金融機関に対して信頼を勝ち取ることができるのでしょうか。おそらく、多くの人はこう考えるはずです。「借り入れで何度もたくさん借りて、それをちゃんと返済していけば、金融業者は自分のことを信頼できる相手と認めてくれるだろう」と。

この考え自体は間違っていません。信頼を得るには、実際に取引をして、相手に信用してもらうという考え自体は正しいものです。しかし、そのための方法が間違っていることが多いのです。

限度額増額の落とし穴

限度額を上げるためには信頼を得ることが重要だというのは誰でもわかると思います。人でも企業でも、信用していない相手に多くのお金を貸すことはしないのですから、これは当然です。では、金融業者を相手にした時に、どうすれば信頼を得ることができるかという話になってきます。

この時に、金融業者からの借り入れをよく知らない人が陥りやすい考え方が、とにかくたくさん借りてたくさん返せばいいのではないかという考えです。確かに消費者金融や銀行は、お金を借りてくれる人でないと限度額をあげようとはしません。例えば、毎回10万円しか借りない人に、100万円の限度額を200万円にする意味はあまりないと考えがちです。

しかし、限度額を上げて欲しいからといって、毎回その時点での限度額いっぱいまで借りる人を、金融業者はどういう印象で見るでしょうか?

少なくとも、お金に困っているのではないかという疑問を持っても不思議ではありません。では、そんなお金に困っている人のために限度額を増やしてあげようと貸金業者は考えるかというと、答えはNOです。貸金業は慈善事業ではありません。企業にとっての利益を求めるれっきとした営利事業者です。それなのに、お金に困っているような相手に無闇に貸せば、返してもらえなくなる危険性が高いことは馬鹿でもわかります。

どういうことが言いたいかというと、限度額を上げて欲しいからといって、ただたくさん借りているだけでは、限度額を上げてもらうどころか、信頼を失い、逆に限度額を引き下げられる可能性が高いということなのです。

相手に信頼してもらうには?

実際問題として、限度額を短期間で上げる方法はあるのかということですが、これはあります。ただ、上述したように、ただ多くの借り入れを繰り返せばいいという単純な話ではありません。短期間で借り入れ限度額を上げるといっても、最短で契約してから半年はかかります。

借り入れをした当初は、金融業者に対しての信頼など無いに等しいです。そこから実績を積み上げて限度額を上げてもらうためには、どうしてもある程度の時間がかかります。いきなり信用してくれといっても、初対面の相手を信じられないのと同じです。ある程度の期間付き合って、初めてこの相手は信頼に足る相手だとわかるものです。

では、具体的に金融業者の信頼を得る方法について解説していきます。それは、借り入れと返済についてです。重要なのは、借りすぎず返済を遅らせないことです。

借り入れと返済での信頼の変化

借り入れの段階で理想的なのは、一回の借り入れは限度額の半分以下にすることです。また、どうしてもたくさん借りなくてはいけない場合は、最初の返済で、繰り上げ返済を利用し、できるだけ多くの元金を減らすことです。

借り入れを繰り返す場合、可能であれば、前回に借りた分をすべて返しきってから新たに借り入れをするほうがいいです。前の借金が残ったまま借金を上乗せすると、信頼が低くなります。

返済については、それほど守ることは多くありません。しかし、金融業者との信頼が最も崩れやすいのは、この返済の段階においてです。とにかく信頼を落とさないために守ることはひとつしかありません。支払い(返済)期日を破らないことです。これさえ守れば、返済に関しては問題ないと言えるほど重要です。滞納などもってのほかで、延滞であっても、なぜ返済が遅れるのかという説明連絡なしの無断延滞は、かなり厳しいです。

延滞や滞納をやってしまうと、それまで積み上げた信頼はほぼ失われてしまいます。限度額を上げたいと考えているのであれば、必ず、期日までに借りた分は返済しましょう。

限度額は普通に利用して上がる?

短期間ではなくていいから、普通に利用していても限度額を上げることができるのか、という疑問もよく聞かれます。これは問題なく上がります。当然上述したような延滞や滞納をしていないことと、ある程度借り入れをしていることが条件ですが、意識していなくても必要な時に借りて、きちんと返済をしていれば、遅くとも契約から1年で「限度額が上がりました」という内容の連絡が金融業者から来ます。

一度上がった限度額は、借り入れをしないからといって元に戻ったりはしません。ただし、信頼を失うような行為をした場合には、その限りではないので注意が必要です。

限度額を上げれば、確かに大きな借り入れをすることも可能ですが、それに対して返済の負担も大きくなります。無理にたくさん借りる行為は、損にしかなりません。必要な時に必要な分を借りるということさえしていれば、限度額というのは自然に上がっていくということを知っておけば、焦って逆効果になるようなことをする心配もないでしょう。重要なのは、無理をしないことなのです。

【参考ページはこちら】
限度額の引き上げ!増額をする時のポイントとは

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